流派の紹介

【無双直伝英信流の歴史】

 始祖は、羽州最上家の臣林崎甚助重信。約四百数十年前、室町時代末期の永禄の頃に現在の山形県村山市林崎にある林崎明神に参篭百日にして至誠通神御神託により刀法の精妙を悟り、林崎夢想流又は重信流と称する居合を始めた。
 門下で片山伯耆守久安(伯耆流の祖)、関口八郎右衛門柔心(関口流の祖)、田宮兵衛業正(田宮流の祖)などの剣豪が有名である。
 その後、第七代長谷川主水助英信にいたり、その術妙神技に達し、始祖以来の名人として聞こえ、古伝技に独創の技を加え、ここに流名を無双直伝英信流とした。
 江戸時代に至り、四国土佐藩山内家のお家芸として定められ、特に藩外不出をもって伝承されてきた。
時代は明治期になり第十七代大江正路範士に至り始めて門外に出でて、大江範士は四国ばかりでなく、遠くは九州、新潟、岡山、兵庫など居合術講師として普及に尽力した。
 現在は、日本の居合術として日本全国で無双直伝英信流の居合術が広まり、多くの老若男女が術技の修練と心身の鍛錬を行っている。

【無双直伝英信流の特徴】

 正座の部十一本、立膝の部十本、奥居合居業八本、奥居合立技十三本、居合の形(太刀打の位)からなる。
 居合は、型の修練を越え、敵を仮想してこれに応じて勝ちを制するというのが一般の通念であり、あくまでも仮想ではなく実在の敵にあたっての修練が必要であったため、当流では単独の業より多くの組み合わせが工夫され、真剣に敵と渡り合う形が行われきた。
 一刀一殺、最後には「刀を抜かずして勝を制す」というのが当流の大精神である。

【無双直伝英信流会居合兵法系図】

(日本古武道振興会創立八十五周年記念大会流儀解説書より抜粋) 初代林崎甚助重信 ― 第二代田宮兵衛尉業正 ― 第三代長野無楽入道槿露斎 ― 第四代百々軍兵衛尉光重 ― 第五代蟻川正左衛門宗統 ― 第六代萬野団右衛門信定 ― 第七代長谷川主税助英信 ― 第八代荒井勢哲清信 ― 第九代林六太夫守政 ― 第十代林安太夫政詡 ― 第十一代大黒元右衛門清勝 ― 第十二代林益之丞政誠 ― 第十三代依田萬蔵敬勝 ― 第十四代林弥太夫政敬 ― 第十五代谷村亀之丞自雄 ― 第十六代五藤孫兵衛正亮 ― 第十七代大江正路子敬 ― 第十八代政岡壱実 ― 第十九代成瀬栄広 ― 第二十代三浦武之秀房 ― 第二十一代石本一平

【居合術の効用】

 居合術は、日本古来の武術で、剣の技法だけでなく、心の練磨を重きにおいているため、「動く禅」とも呼ばれています。
 腕力をそれほど必要としませんので、老若男女に関係なく経験も必要としません。
 居合術の効用は以下のように要約できます。

  1. 礼儀、誠実、質素などの精神が培われます。
  2. 稽古をすることによって、動作が機敏になり、体力と気力充実します。
  3. 姿勢が正しくなり、風格や気品が備わります。
  4. 実戦を想定した稽古を行うため、判断力、決断力、集中力が備わります。
  5. 居合術をつうじて心と身体を整えるため、豊かな生活をおくることができます。

【日本古武道直心会について】

 当会は、昭和50年に故三浦武之秀房範士により設立された無双直伝英信流の居合術を中心に古武道の研究修練と心身の錬成を行う団体であり、現在、大阪府・兵庫県・島根県で活動をしています。 
 「剣心一致」の理念のもとで、古武道をつうじて社会に貢献すること目的に活動をしております。 
 現在、日本古武道振興会(無双直伝英信流居合兵法の名称で加盟)とその他の団体(正統無双直伝英信流居合兵法の名称で加盟)に加盟しております。

【当会の主な活動】

 当会は、日本古武道振興会等の団体に加盟し、神社での奉納演武などの行事に参加しております。年間行事の一つとして、会員相互の交流のため、親睦会を行っております。
(主な行事)
1月:稽古始め(初抜き)
4月:浅草日本古武道大会(東京)
5月:下鴨神社奉納演武大会(京都)
   白峯神宮奉納演武大会(京都)
   東日本古武道交流演武大会(東京)
11月:明治神宮奉納・日本古武道大会(東京)
12月:稽古納め
 その他の団体行事として、伊勢神宮(三重)・平安神社(京都)・厳島神社(広島)などの古武道奉納演武大会に参加しております。

【日本古武道直心会】

代表者:日本古武道直心会 会長
    無双直伝英信流居合兵法 師家 石本一平
本 部:兵庫県三田市三輪1-16-8-505
加盟団体:日本古武道振興会 等

【登録商標】

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